部長の溺愛に困惑しています。
「は、はいっ」


私は緊張して固まりながら立ち上がり、明咲がニヤニヤしている事にも気がついて言い返す余裕すらなかった。

明咲の部屋から出て廊下に出ると、部長と2人で壁側に並ぶ私。



さっきまで部長の話してたから余計にドキドキするよ…






「これ…さっき話した来週のイベントの書類。しっかり目を通しておけ」

「はい…わかりました」


分厚い書類を部長から受け取ると、私はそれを抱えるように持つ。

たったそれだけの行為なのにこんなにも嬉しく思えた…






「まだ起きてたのか」

「あ、はい……まぁ」


部長の顔を見られない。

下の方を俯いていると…






「っ!」


部長の手がこっちに伸びてきて、私の首元に触れて指にかかった髪をなでるように触る。





「なるべく早く寝ろよ」


そして私の耳元に口を近づけると、そう囁くように言って私が顔を上げた時…部長は優しく微笑んで自分の部屋に入っていく。
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