部長の溺愛に困惑しています。
部長は目を通していた資料を置いて、社員達の話に耳を傾けていた。


今日の部長は眼鏡姿で時々見せるその姿に、私はいつものように内心ドキドキしていた。

彼は普段はコンタクトらしく家でもたまに眼鏡をかけているところを目撃する。

その時もいちいち反応している私だが、スーツ姿で会社の部長の眼鏡はより一層かっこよく見えてしまうのだ。







「…わかった。A社のマネージャーからは俺から話しておく。各自仕事に戻れ」

「はい」


話が終わると社員達はぞろぞろと自分のデスクに戻って行き、私もそうしようかと背を向けたその時…







「北山」

「は、はい?」



半ば怖いトーンで私の名前を呼ぶ部長に私は恐る恐る後ろを振り返ると、彼はデスクに肘をついて何か言いたそうな顔をして私をじっと見つめている。
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