部長の溺愛に困惑しています。
そんなことは分かっています。





「…今日森崎の見舞いに行こうと思う。お前も一緒に来るか?」

「お見舞いに?」


そういえば…入院してもう一週間くらいだっけ?

あと少しで退院出来るみたいなんだけど、ちょうど今度のイベントには間に合わないんだったよね。






「上司として少し相談してみたらどうだ?あいつは厳しい奴だけどきっと話は聞いてくれるぞ」


部長はそう言って優しい顔をしてくれたけど…森崎さんは本当に私なんかの話に耳を傾けてくれるかな。

少しの期待と大きな不安にかられながら、私は予定通り仕事帰りに部長と病院に向かった。










森崎さんが入院する総合病院はとても新しくきれいで、建物だけじゃなく働いているスタッフやナースまでがキラキラして見えた。

受け付けを済ませると、エレベーターで病室へ向かい部長は一番奥の個室の部屋を開けた。
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