部長の溺愛に困惑しています。
ガチャ



「…部長!」


ドアを開けて先に中に入る部長に気づいた森崎さんの声が聞こえる。

いつもハスキー声でどちらかというと低いボイスの彼女だが、今日はとても高くて可愛らしい。






「…あら」

「こ、こんばんは」


私が気まずそうに部長の後ろからひょこっと顔を出すと、森崎さんは急に表情を変えおまけに声までも元に戻った。






「あなたも来たの?私に何の用?」

「えっと…」


部長…森崎さんに私が来ること言ってないのかな。

今のところ全然歓迎されてない…






「お前に聞いて欲しい話がたくさんあるそうだ。悪いが聞いてやってくれないか」


私の肩をポンと叩くと、部長はパイプ椅子を出してくれて私をそこに座らせた。






「話って……何でサクラのこの子の話なんか」
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