部長の溺愛に困惑しています。
「…ったくお前は…」


ボールペン探しに手こずっている私に、部長もしゃがみ込んで一緒になって探してくれる。



やっぱり優しいな…

人の上に立つ人はこういう人のでないとね。

前の会社の編集長に見せつけてやりたいよ!






「あ、ありました!」


紙ナプキンが積まれている棚の下に転がったボールペンを見つけ手を伸ばそうとすると、

隣にいた部長の手が私より先に伸びで来てペンを拾ってくれた。





「…ほら」

「ごめんなさい!部長にこんな事やらせてしまって申し訳ありません!」


部長の高そうなスーツの袖にはホコリがついてしまっていて、私は慌てて叩いた。





「棚の下の掃除も必要だな。よろしく頼むぞ」

「はい」


そう言ってクスッと笑って、私にボールペンを差し出す部長。

その笑顔に釘ずけになってしまう…




本当にかっこいいなぁ…

こんなにイケメンなら、きっと彼女いるだろうしすごく素敵な人なんだろうな…


あ、もしかしてもう結婚してるかも?

見たところ左手に指輪はしてないけど…

でもそれだけじゃわかんないし…
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