部長の溺愛に困惑しています。
なるほど…

そんな説明を受けたような気もするけど、仕事欲しさの方が前に来ててちゃんと聞いてなかったかもな。





「私もそうだったけど頑張れば採用されて営業の方に回れるって聞いて、一生懸命勉強して2年目で見事雑用係を卒業出来たのよ」

「本当ですか?」



すごい!

雑用係からあんなきらびやかな世界に行けるなんて…





「ずっと化粧品会社で働くのが夢だったんだ。私みたいな地味な子でも少しメイクするだけで綺麗になった気がするから、化粧品て私にとっては特別なものなの」


少し顔を赤らめる磯部さんを見て、私は幼い頃の事をふと思い出していた…




私も子供の頃はよくお母さんの化粧品をいたずらして怒られてたっけ…

お母さんの真っ赤な口紅を塗る度に、大人になったら化粧品を売る仕事がしたいなんて思ってたな…


あの頃は、ただ色んな化粧品道具をとにかく試したいからくらいの理由だった。

学生時代もどちらかといえばメイクには興味がある方だったな…
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