部長の溺愛に困惑しています。
「そんなことありませんっ」


ふふんと鼻をならす岡田さんに、私は全力で否定して見せるも顔を赤くしてしまう。

そんな私を見て岡田さんはまた笑った。




確かに部長は来ないのかなって思ったけど…

第三者にそれを見抜かれると否定してしまう自分がいて、

今さっき部長の事を考えていた事も全て無かったことにしてしまいたい衝動にかられた。






「…ふーん。ま、いいけどさ♪とりあえず今夜は空けといてよね」


岡田さんは缶コーヒーを一気に飲み干すと、近くのゴミ箱に捨ててそこからオフィスの方に戻って行った。

彼がいなくなると肩の力が一気に抜ける…




あの人本当に苦手だな。


同じ職場にいて欲しくないタイプというか…

まあ、どのシチュエーションでも嫌だけどね。






「急だけど今夜歓迎会になって良かったね。私…彩蓮と飲みに行けるなんて嬉しいな」


フフフと笑ってコーヒーを飲む園子を見て、私は岡田さんの事なんて忘れようと自分を落ち着かせようとしていた。
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