部長の溺愛に困惑しています。
部長に見とれつつも改めてその店を見渡してみると、すごくおしゃれで活気がありいい雰囲気。


そこはスペイン料理屋でパエリアとワインが美味しい店らしく、

木造の味のある外観を抜けると中は薄暗くとてもエキゾチックで、ワインボトルが壁1面に飾られている。


個室にいる私からもオープンになっている厨房が見え、さっきから美味しそうな香りが漂っていた。






「何頼むー?」

「な、何でもいいです」


気を使うように言う園子は、緊張しているのか背筋を伸ばして答えた。





「女性がいるならアヒージョとチーズの盛り合わせ…生ハムサラダ辺りがいいんじゃないか?」


さらっとそう言ってメニューを私に手渡すと、部長は肩をコキコキと鳴らしている。
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