「ただ、隣に居たいだけ。」
居なくなんないで______
そう思えば、思うほど
カッコ悪いくらいに次々と涙が出てくる。
カレシの居る未空に
俺は、なんてことを言ったんだろう。。
「…ごめっ、今の忘れ____っ」
言い終わらないうちに、懐かしいぬくもりと優しい香りが〝ふわっ〟と俺を包み込んだ。
___な、な、なにっ!?
ドキ、ドキ、、と〝2つ〟の鼓動が伝わってきて、未空に抱きしめられてるんだ、ということを、ようやく理解した。
「…置いてかないよ。」
突然の出来事に戸惑いを隠せない俺に、そっと優しく答えてくれる。
「…聞いてもいいかな?」
少し落ち着きを取り戻した俺に、ゆっくりとした口調で聞いてくる。
___なに、聞かれるんだろう。。
いくつもありすぎて見当がつかない。
そう思いながら、コクりと頷いた。