憑代の柩
 もう用は済んだ、帰れ、と手を振られる。

「帰りは野放しですか?」
と言うと、要は振り向きもせず、戸口の方をペンで指す。

 見ると、衛が開いたドアのところに立っていた。




< 88 / 383 >

この作品をシェア

pagetop