クリスタリア~隠された闇~
俺の他にもいるのか?

するとミネルが指を指し、俺と…隣の2人に

向かって言った。


「私はあの子達良いと思うよ。今回は当たりかな。」


俺の隣には、同じ年くらいの男と女がい

た。同じ新人らしい。

女の方がアルネイで、男の方がネプートと

いう名前。

話を聴くところによると、こいつらも同じ

く、いきなり連れてこられたらしかった。


「3人とも、今から大事な話をするからしっかり聞いて下さいね!」


大事な話…?

そうして俺達は色々な話を聞いた。

自分達が神の存在である事。

こんなにも人が集まったのは、俺達の歓迎

会をする事になったからという事。

神の存在の中でも、俺は「炎の神」。

アルネイは「風の神」。

ネプートは「水、氷の神」。

初めは話の内容がわからずパンクしそう

だったけど、聞いていくうちに分かること

が沢山あった。

それから話を終えた後、皆で俺達への歓迎

会をしてもらって、凄く楽しかった。

皆でワイワイしている時に俺達3人は王女

様に呼び出された。

神になったという事で、俺達へのプレゼン

トがあるらしい。

俺達が貰ったものは精霊だった。

神様一人一人にいるらしく、俺達も神様で

ある今、精霊を貰えるとのこと。

俺が貰った精霊は赤く、ピ〇〇ュウみたい

にちっこくて可愛いヤツだ。

俺はその精霊に、「カイル」と名付けた。

アルネイの精霊は「スルト」。

ネプートの精霊は水と氷で2匹いて、名前

は「トゥウア」と「シャウア」。

そういえば………。


『何でミネルの精霊は皆と違うんだ?』


するとミネルは、「よくぞ聞いてくれ

た!」と言って俺に話し出した。

ミネルとロキは俺達なんかとは比べ物にな

らないくらいの力を持っているらしく、俺

達の精霊みたいな普通の精霊は役に立たな

いんだとか。

王の右腕と左腕という事で2人にはドラゴン

を与えられたのだそうだ。




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