だから、俺にしとけよ。
私の肩を押して離れようとする入谷くん。
だけど、今は顔を見られてはいけない。
「ダメっ」
背中に回した手を強くするけど、あっさりと離されてしまいお互いの顔が見える。
見えた入谷くんの顔は私に負けてないんじゃないかってくらい赤かった。
「え?入谷く……」
「伊都ー、他校生に絡まれたって聞いたけど大丈夫?
持田が来た……」
「歩美ちゃん!?」
「伊都いた?」
歩美ちゃんが入ってきて言葉を失う。
その後ろから京ちゃんが入ってきた。
そして私たちを見て、厳しい表情になる。