だから、俺にしとけよ。
おもしろいことをしてるのを見て笑って。
お好み焼きを食べて。
すごく楽しかった。
時間はあっという間に過ぎてしまい、終電の時間もあるため解散になる。
「歩美ちゃん、またね」
「うん。頑張りなさいよ」
「聞いてくれてありがとう!」
歩美ちゃんとは方向が違うからお店を出てすぐに別れる。
話を聞いてもらえて少しスッキリしたけど、謎は深まるばかりだった。
私も帰ろう。
同じ方向がいなくて1人だから、ちょっと怖いし遠回りでも明るい道を通って……。
「わっ!」
「きゃっ!」