サヨナラケイジ
つられるようにして見ると、生徒指導の先生やら体育の先生が大声で生徒を学校に招き入れている。
近くにはテレビ局の名前の書いたトラックが数台止まっており、テレビカメラがいくつかスタンバってた。
「・・・江梨子」
思わずつぶやいた。
江梨子に、なにかあったの?
「まさか」
目を開いてつぶやく友季子を見ていると、
「ちょっと、いいかな」
と、女性の声がして私は前を向く。
見ると、派手な化粧をした30代半ばくらいの女性がにっこり笑って立っていた。
「あなたたち、ここの生徒さんよね?」
香水の匂いがして、顔をしかめながら私はうなずいた。
「何年?」
「・・・2年です」
勢いに気圧されるようにして答えると、女はすぐに後ろを振りかえって、
「ちょっと、カメラマン! いた、2年生」
と良く通る声で叫んだ。
すると、どこにいたのか、カメラを抱えた中年の男性が表れる。
大きなレンズが私たちに向く。
近くにはテレビ局の名前の書いたトラックが数台止まっており、テレビカメラがいくつかスタンバってた。
「・・・江梨子」
思わずつぶやいた。
江梨子に、なにかあったの?
「まさか」
目を開いてつぶやく友季子を見ていると、
「ちょっと、いいかな」
と、女性の声がして私は前を向く。
見ると、派手な化粧をした30代半ばくらいの女性がにっこり笑って立っていた。
「あなたたち、ここの生徒さんよね?」
香水の匂いがして、顔をしかめながら私はうなずいた。
「何年?」
「・・・2年です」
勢いに気圧されるようにして答えると、女はすぐに後ろを振りかえって、
「ちょっと、カメラマン! いた、2年生」
と良く通る声で叫んだ。
すると、どこにいたのか、カメラを抱えた中年の男性が表れる。
大きなレンズが私たちに向く。