イジワル上司に焦らされてます
 


「あ、あの……」

「お前……今日は、寝られると思うなよ」



言いながら、露わになった滑らかな太腿へと指を這わせれば、蘭の身体がビクリと揺れた。

その反応も全てが愛しくて、今すぐにでもコイツの全てが欲しくなる。



「不破さん……」

「うん?」

「……っ、」



そっと唇に指で触れると彼女は数回瞬きを繰り返す。

ほんの少しの不安と、期待を滲ませた綺麗な瞳。

七年前、魅せられた目と変わっていない。

それに安堵してしまうのは誰よりもこの俺が、コイツが変わらないことを願っていたからなのだろう。

いつまでも真っ直ぐで。意地っ張りな、そのままでいてほしいと今でも願っているからだ。

 
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