短編集「見かけ倒し。」
斎藤「分かったよ。悪かったよ。教えてくれ。俺のどこが男として引かれるのか。」

みよ「引かれてねぇわ!」

斎藤「え、引かれてない?うそ、泣いちゃうよ。」

みよ「一切興味ないです。」

斎藤「じゃ、なんで付き合って、こうやって関わってンだよっ」

みよ「そりゃ、先生のご本が大好きだからですよ。」

斎藤「うそつけ。欲求不満で、押し倒されたいって思ってンじゃないのか。だから、まとわりついてンじゃないのか。」

みよ「どうしても、わたしを淫乱女に仕立て上げたいみたいですね。」

斎藤「そりゃそうだ。」

みよ「分かった。なら、抱けよ。いいから。ん」

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