flower
屋上のでお弁当を広げてさっそく昼食タイムを取る私達。あ、今日卵焼き甘くない。お母さんったら、お父さんのと間違えて入れちゃったのかな?お父さん甘いの苦手だからなぁ〜。今頃私の甘い卵焼き食べて噎せてたりして!なんて考えてると、
「今日どうかしたの?いつも遅刻なんてしないのに。様子も変だし。」
雅が聞いてくる。
おばあちゃんの夢を見て、その後不思議な声がして、電車でイケメンと会った。まぁ不思議な声は私の気のせいみたいだし…
「二度寝しちゃって、起きたら8時でびっくりしちゃったよ!急いで電車に乗ったら、超絶イケメンがタオル貸してくれて鼻血出そうになって、タオル借りたまま走って逃げてきちゃった。」
タオルは洗って返そうと思ってそのまま持って来た。…というよりイケメンの迫力にタオルを手に握っていることを忘れて走って来てしまったのだが。
「へぇ〜イケメン。どんな人?タオル返すんだから、どこのどなたか聞いたんでしょ?どこの高校だったの?」
……しまった!
「み、雅ちゃん!どうしよ!名前も何も聞いてない。どうやってタオル返そう?次はいつ会えるのかわかんないのにタオル借りっぱなしにしてたら絶対迷惑だよね!?」
私のお馬鹿加減に嫌気がさす。名前も聞かずに立ち去るなんて…お母さんの血の影響だわきっと。なんて失礼なことを考える。
「まぁまぁ落ち着いて。ご飯粒飛んで汚いから。何歳くらいの人だったの?」
何歳くらいかな?あの大人っぽさ、若干色気もあったな。あの色気は私達と同じ高校生には無理。
「たぶん大学生かな?私達より数個上って感じだった。」
雅は少し考えて…
「大学生ならまた電車で会えるんじゃない?」
雅…天使。いや女神!
そっか大学生だったら、電車使うよね。また会えるかな。今日返ったら即効洗って乾燥機にかけて明日から持ち歩かなくちゃ。