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「で?日向ゎそのイケメンに一目惚れしたんでしょ?この16年間、恋のコの字も知らないようなおバカな女の子の初恋相手はどんな人だったの?」
雅さん…ちょっとグサッときましたよ。
これまで恋やら何やらとは無縁だったったけどおバカな女の子って、泣きますよ。
それより、これが恋なのか?初恋なのか?一目惚れなのか?なんか…違う気もするけど……今まで恋したこともないし、何とも言えない。
「恋って…いや、あんなイケメンに滅相もないって。私なんか恐れ多いっす!サラサラ黒髪ヘアにパッチり2重の若干タレ目で、泣きボクロもあったな。思い出すだけで鼻血出そう。そうだなぁ〜、あんな感じ………………」
そう言って私は屋上のドアの横でタバコを吸っている、白衣を来たスラッと長身の男性を指指す。
そこには、ヒラヒラと手を振るイケメン男性が……って、あれ?ここにはいつも私と雅、たまに裕子先生しかいないはずなのに。
てかてか!あの人、朝の電車のイケメンさんだ。間違いない。あんなイケメン他に何人もいたら、辺り一面鼻血で血の海になってしまう。
あっけらかんと口を開けたままフリーズする私を見てクスクス笑いながら近寄ってくるイケメン男性。
「こんにちは。日向ちゃんと雅ちゃん…で当ってるかな?」
そういって私の横に座るイケメンさん。
その隣で口をパクパクさせている私を他所に雅がイケメンさんに話し掛ける。
「そうですけど、え〜と……先生?」
先生?何故?このイケメンさんが?
そういや白衣着てるし、生徒なら制服着てるよね。
「そう。産休の裕子に代わって1年間、保健室の先生。橘翔太。…日向ちゃん風でいうと、朝タオルを貸してくれた鼻血出そうなイケメンさん…かな?」
そう言ってクスクス笑っている翔太先生はもう鼻血が出る程キラキラしたイケメンで…あ、笑うと目がクシャってなるんだ。