エリート上司と偽りの恋
私と亜子さんは、屋上の入口に唯一ある屋根の下の段差に座った。
「なんか悩みあるんでしょ?仕事?」
「いえ、仕事ではないんですが」
「男か……」
男って、亜子さん相変わらず直球だな。
亜子さんには過去の恋愛のことは散々話してきたから、この短い期間で起こった篠宮主任とのことを話した。
「へー、主任って見た目そのまんまの人だね。さすがニューヨーク帰り」
「そんなこと言ってる場合じゃないですよ!私絶対からかわれてますよね」
「どうしてそう思うの?」
俯く私を覗き込みながら亜子さんが言った。
「どうしてって、だって篠宮主任ですよ?あんなイケメンで仕事もできて完璧な人が私を好きになるわけないし」
亜子さんは視線をあげ、眩しそうな表情で「うーん」と少し考えた後、私の顔を見つめた。
「加藤の言ってることいまいち分かんないんだけど。主任が加藤を好きになったらおかしいの?人がいつどんな人をどういうキッカケで好きになるのかなんて、分からないじゃん」
確かに……その通りだ。けど、なんだか納得いかない。
「イケメンは加藤みたいな普通の女性を好きになったらダメなの?」
「ダメってわけじゃないですけど。信用できないっていうか」
「それは今までのことがあるからでしょ?ちなみに加藤はすでに主任を好きってことでOK?」
「お、OKじゃないですよ!」
好きになりたくないからこんなに悩んで戸惑ってるんだから……。
「なんか悩みあるんでしょ?仕事?」
「いえ、仕事ではないんですが」
「男か……」
男って、亜子さん相変わらず直球だな。
亜子さんには過去の恋愛のことは散々話してきたから、この短い期間で起こった篠宮主任とのことを話した。
「へー、主任って見た目そのまんまの人だね。さすがニューヨーク帰り」
「そんなこと言ってる場合じゃないですよ!私絶対からかわれてますよね」
「どうしてそう思うの?」
俯く私を覗き込みながら亜子さんが言った。
「どうしてって、だって篠宮主任ですよ?あんなイケメンで仕事もできて完璧な人が私を好きになるわけないし」
亜子さんは視線をあげ、眩しそうな表情で「うーん」と少し考えた後、私の顔を見つめた。
「加藤の言ってることいまいち分かんないんだけど。主任が加藤を好きになったらおかしいの?人がいつどんな人をどういうキッカケで好きになるのかなんて、分からないじゃん」
確かに……その通りだ。けど、なんだか納得いかない。
「イケメンは加藤みたいな普通の女性を好きになったらダメなの?」
「ダメってわけじゃないですけど。信用できないっていうか」
「それは今までのことがあるからでしょ?ちなみに加藤はすでに主任を好きってことでOK?」
「お、OKじゃないですよ!」
好きになりたくないからこんなに悩んで戸惑ってるんだから……。