御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~
美月はそう自分に言い聞かせながら、仕事モードに頭を切り替える。
「ここから山邑リゾートまでは車で十五分ですね。お天気が良くてよかったです」
タブレットで地図を確認しながら、徳島空港に降り立った美月は、あえて明るい声を出して背後に立つ雪成を振り返った。
「まだ午前中だっていうのに、天気がいいにもほどがあるな。東京とは日差しの質が違う」
グレーのスーツ姿の雪成は、きっちり着込んでいたスーツの上着を脱ぎ、少しまぶしそうに周囲を見回し、目を細めた。
「あちらに山邑リゾートから迎えの車が来ているはずです」
キャリーケースは雪成のものと一緒にリゾートコテージに先に送ってある。
雪成を伴って、美月は空港の駐車場へと向かった。
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