御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~
「はい、社長と外出しております。戻るのは午後三時頃になります。戻りましたら連絡するようにいたしましょうか」
『あー、いや、別にいいよ。伝言お願いできる?』
「かしこまりました」
美月は手元にメモを引き寄せた。
『今度の日曜日、十一時に迎えに行く。面倒くさがらず、必ず参加のことって伝えてくれるかな』
「はい、今度の日曜日、十一時に自宅、でございますね」
『うん、頼むよ。じゃあまたねー』
メモを取りながら、いったいなんの集まりだろうかとも思ったが、そのまま伝えて通じる雰囲気だったのであえて聞かなかった。
そして時間になり、戻ってきた雪成がいる副社長室へとメモを片手に向かう。
「失礼します」
ノックをして副社長室に入ると、ちょうど雪成が煙草に火をつけたところだった。