御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~

 軽く頭を下げると、ハジメが輪に入ってきた。


「みっちゃんはユキの秘書で、お気に入りなんだ」
「山邑さん!」


 お気に入りという単語にヒヤッとする美月だが、
「へぇー、そうなんだ。でもユキのタイプっていうよりも、ハジメちゃんのタイプじゃない?」
菜穂は邪気のない笑顔で、ニコニコとハジメを見上げた。


「そうなんだよ、どこか憂いのある美人って俺のドストライクなんだよ〜。さすがわかってるね、菜穂」


 ハジメはフフッと笑って、それから美月に向かい合った。


「みっちゃん、紹介するね。彼女は朝野菜穂(あさのなほ)。ニューヨークでジュエリーデザイナーしてるんだ」
「初めまして」


 美月は完全に仕事モードで挨拶をする。


「そのバングル、素敵だなって思ったんです」
「ありがとう。うちの商品なの」


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