御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~
「今日は一日予定を変える。八時半から接待ゴルフだ」
今現在、朝の六時半である。ゴルフなら一時間前には着いていないといけないだろう。
まだ余裕はあるが、面倒くさそうな雪成を見て、美月はハッとした。
「もしかして……昨日懇親会を抜けてきたからですか?」
美月の問いに雪成は軽く肩をすくめる。
「まぁ、隠しても仕方ないが、それを理由にじいさんたちから呼び出されるだけで、ただのゴルフだ。お前のせいだとか仕事上マイナスだとか、そういうんじゃない」
「でも……」
今日の予定がずれるなら、それはやはり自分のせいではないか。
しかも理由が振られた元彼である。申し訳ないと思う気持ちで美月は胸が痛くなった。