御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~
「もう一回してやろうか。今度は唇に」
「なっ、だめですよ、外ですよ!? も、もうっ、ビックリした!」
「大丈夫だ、誰も見てない」
そしてどこか楽しげに雪成は美月の肩に手を乗せ、顔を寄せてくる。
「そんな、“大丈夫”は聞けませんっ!」
けれどそのまま、抱きすくめられてしまった。
キスされると慌てた美月が抗議の声を上げようとした瞬間、
「大丈夫だ。俺が美月を守る」
しっかりと低い声が、耳元で響いた。
「美月は一人じゃない。可哀想でもない。俺みたいないい男に可愛がられて、甘やかされて、大事にされてる、いい女だ」
少し冗談めかした口調ではあったが、その声は真摯で熱っぽく、まっすぐに美月のこわばった心を溶かしていく。