永すぎた春に終止符を


ううっ…飲みすぎた。頭が重いし、足も棒のようだ。

梨沙は、重い足取りで自分の家に帰る。


別れる前、拓海は私の部屋に入り浸りになっていた。

面倒くさがりな彼は、何でもやってもらいたがる人で、その上寂しがりやだから、一人で真っ暗な部屋に帰るより、どんなに遅くなっても、梨沙の部屋で帰りを待ってたい人なのだ。


鍵を開け、キッチンでお水を一杯飲む。


シャワーを浴びる元気もない。着ていた物を椅子の背に掛け、ベッドの上にドサッと倒れ込んだ。


「ええっ?」

ベッドの上に横になったら、生あたたかいぐにょっていう感覚に驚いた。

そして、すぐに
「痛ってぇーっ!」っていう大きな声が部屋に響いて、梨沙は、死ぬほど驚いた。


「キャーっ!何、動物?蛇?何!!」


「しっ!大声出すな。俺だ」


体を起こす前に、たくましい腕に引っ張り込まれて、いつの間にか彼の腕の中にいた。
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