永すぎた春に終止符を
頭で考えてること…
今…体で感じてることが、まるで逆だ。


体がバラバラになって、
ちぎれてしまいそう。


梨沙の様子を見て、彼は満足そうに微笑む。

「梨沙、どうしてあんなこと言った?」
なんて聞き出す始末だ。


それはそうだ。

別れるって言ったのに、腕の中に引き戻して抱いて見たら、前と変わらない犬のように従順な女だ。


「もう…嫌いになったの。飽きたの」

鼻から笑い出して、本気にしてない。やれるならやってみろって顔で見てる。

「嫌いになった?なら、嫌ってみろよ…ほら、早く、何度でも確かめてやる」


「あなたって、最低だわ」


「別れたくなるほど、酷くはないだろ?」


梨沙は、ため息をつく。
「どうしても、納得するつもりはない?」


「ない。そんなのあり得ない」

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