永すぎた春に終止符を
「あの…」
安田さんが急に梨沙の方を向いて、かしこまって言う。
「はい」
つられて梨沙も背筋を伸ばす。
「えっと…牧山さんが、今度の飲み会に来るって聞いたので…」
本当におかしな人だ。
急にかしこまって何の話だと思った。
「原田さんが企画したのですよね?」
飲み会がどうしたんだろう…
「はい…そう、それです」
本当は、庶務課だけ、数人だけでやるつもりでいたのに、営業部まで話が広かってしまって、大袈裟なことになってしまっていた。
「これからは、前より顔を出そうと思います」
「そうなんですか…。よかった。牧山さん、そういうの今まで参加されませんでしたね」
「そう言えば、そうです。よくご存知ですんね」
「その日、俺も行くんです…だから、声かけてもいいですか?」
「隣に座ってもいい?」
「ええ…もちろん」
わざわさ確認することないのに、といいかけてやめた。
「そっか…よかった」
安田さんは、ほっとしたのかフォークを持つ手を緩めてしまった。
トマトクリームのパスタが斜めになって、今にも滑り落ちそうだった。
「あの…安田さん、ちょっと待って…」
私がかけた声で彼は、持ってたフォークを下に向けてしまった。
「あっ…」
という声と共に、ネクタイの上にソースがボタッと落ちた。
安田さんが急に梨沙の方を向いて、かしこまって言う。
「はい」
つられて梨沙も背筋を伸ばす。
「えっと…牧山さんが、今度の飲み会に来るって聞いたので…」
本当におかしな人だ。
急にかしこまって何の話だと思った。
「原田さんが企画したのですよね?」
飲み会がどうしたんだろう…
「はい…そう、それです」
本当は、庶務課だけ、数人だけでやるつもりでいたのに、営業部まで話が広かってしまって、大袈裟なことになってしまっていた。
「これからは、前より顔を出そうと思います」
「そうなんですか…。よかった。牧山さん、そういうの今まで参加されませんでしたね」
「そう言えば、そうです。よくご存知ですんね」
「その日、俺も行くんです…だから、声かけてもいいですか?」
「隣に座ってもいい?」
「ええ…もちろん」
わざわさ確認することないのに、といいかけてやめた。
「そっか…よかった」
安田さんは、ほっとしたのかフォークを持つ手を緩めてしまった。
トマトクリームのパスタが斜めになって、今にも滑り落ちそうだった。
「あの…安田さん、ちょっと待って…」
私がかけた声で彼は、持ってたフォークを下に向けてしまった。
「あっ…」
という声と共に、ネクタイの上にソースがボタッと落ちた。