永すぎた春に終止符を
程田君は、同期の中で自分だけ庶務課に配属されたのを気にしている。

コミュニュケイション能力が、極端に低いから、上司に営業は無理だと思われてしまったと本人は気にしてる。けど、それは本当だから仕方ない。

問題は、本人が原因を分析しようとせず、運が悪いと思ってる事が悪いのだが、彼は、反省する前に、落ち込んで何も変えようとはしない。


「程田君、暗いのよ」

「暗いって言われても…」

横から急に声がして、驚いた。
そういえば、程田君の隣に女の子が座ってる。

「ああ…もう、程じいのことなんて、どうでもいいわ。それより、梨沙先輩、彼氏と別れて今度は、保田さん狙いですか?」
横からいきなり言われて、私は、声の方を向いた。


声の主は、営業企画課のアシスタントをしてる、高井結菜だ。


「狙ってる訳じゃないって。私は、日々真面目に生きてるだけ」
私は、真面目に答える。現に輪に加わらず逃げてきたし。


「保田さん狙いの女子はそうは、思いませんよ」
彼女は、いつもそういう覚めた目で見てる。

「そういわれても」
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