永すぎた春に終止符を


程田君と結菜ちゃんは、同期だけど、この二人は対照的だ。

結菜ちゃんは、現状で満足できなければ、納得行くように考える。
ハキハキものをいう子で、

幾美さんが程田君に「ごちゃごちゃ言うなら、営業のアシスタントと代わる?結菜が庶務して、あんたアシスタントやれば?」と言われてるのを聞いたことがある。

程田君だって、能力が低い訳じゃないんだけど。すぐ、卑屈になってしまって、やって見る前に諦めてしまう。


「程じい、いじけすぎ…」
結菜ちゃんに程じい、なんて呼ばれて程田君は余計にムキになって飲みだした。


「結菜ちゃん、程田君あおらないで」


「梨沙さん、だって…」
結菜ちゃんは、酷い言葉を口にせずに飲み込んだ。


「いいんです…僕は…」

「ああ…ウザ。酔ったんなら横になってれば…」

「寝たりしませんよ。まだ、大丈夫です」













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