永すぎた春に終止符を
「梨沙、俺たち何年付き合ってると思うんだ。お前が考えることぐらいわかってる」
拓海は、カーペットの上に私を組み敷いて、自分が着ていたものを脱ぎだして、上半身裸になっている。
「わかってるなら、こんなこと止めて」
「梨沙は俺のものだ。どうするかは俺が決める」
「拓海…」
これ以上見ないで。
その真っ直ぐな目でにらまれると、私の浅はかな企みなんて、すぐに見破られてしまう。
「俺だって、同じだ。
梨沙は、俺が何も考えてないと思うか?
4年だぞ、そんなに長く一緒にいて、お前がどう感じて、どう受け止めるか、ってことくらいよくわかってる。だから、軽はずみなことするな。絶対にな」
「拓海、止めて…」