永すぎた春に終止符を
「へえ、君の彼ドクターだったんだ。学部は?理工学部。そりゃ、大変だね」
「はい。私は働いてるし…生活の方は、安定しなくてもいいって言ってるのに」
「そうだね。
でも、彼の方からすると、自分の選んだ道のことで、君を巻き込んで、苦労させたくないって思ってるよ。俺もそう思うな。彼の立場ならね」
私は、顔を上げた。
「どうしてそんなこと気にするの?プライド?」
「あはは…そうだね。でも、そうやって君のこと、守ってやりたいって思うんだ。
自分が何とかしなきゃって。逆に、君のことが大切じゃなきゃ、そんなこと考えないだろ?援助してもらって当然、とか」
「はい…私はそれでもいいのに」