常務の秘密が知りたくて…
「お前は昔っからそうだよな。いつも冷めてて人を見下した顔をして。今回の件も、どうせ面倒くさいとかそれぐらいにしか考えていないんだろ? 会社の不利益にならないよう父親にでも言われたから仕方なくか?」
常務は堀田さんを無視して自分のデスクに向かった。ここは相手にしないほうが正解だ。今、すべきなのはこの人の相手をすることではない。
「ちょっと待ってください!」
それなのに、たまらなくなって私はつい叫んでしまった。部屋にいた全員の視線が集まる。一瞬だけ怯んだが、それでも今更止めることは出来なかった。
「さっきからお話を聞いてたら、なんなんですか? 昔からなんて言いながら常務のことを全然わかっていないじゃないですか。今、動いているのだって会社の不利益とか面倒だとかそんなことじゃなくて、この器具を必要としている人たちのために動いているんです。どんな言い方をしても個人的な感情で仕事して、その人たちに迷惑をかけている貴方に常務のことを色々言われたくありません!」
喋りながら心臓がずっとばくばくと音を立てている。一気に捲し立て部屋に静寂が包まれてからも私の心臓は落ち着かなかった。その状況で口火を切ったのは常務だった。
「とりあえず引き取ってくれるか? お前だってこんなところで油を売ってるほど暇じゃないだろ」
堀田さんは顔を赤くして無言でドアに向かい、その後を秘書の女性が追う。彼女が出て行く間際にこちらを振り返ったが、複雑そうな顔をしてやはり何も言わないまま背を向けた。
常務は堀田さんを無視して自分のデスクに向かった。ここは相手にしないほうが正解だ。今、すべきなのはこの人の相手をすることではない。
「ちょっと待ってください!」
それなのに、たまらなくなって私はつい叫んでしまった。部屋にいた全員の視線が集まる。一瞬だけ怯んだが、それでも今更止めることは出来なかった。
「さっきからお話を聞いてたら、なんなんですか? 昔からなんて言いながら常務のことを全然わかっていないじゃないですか。今、動いているのだって会社の不利益とか面倒だとかそんなことじゃなくて、この器具を必要としている人たちのために動いているんです。どんな言い方をしても個人的な感情で仕事して、その人たちに迷惑をかけている貴方に常務のことを色々言われたくありません!」
喋りながら心臓がずっとばくばくと音を立てている。一気に捲し立て部屋に静寂が包まれてからも私の心臓は落ち着かなかった。その状況で口火を切ったのは常務だった。
「とりあえず引き取ってくれるか? お前だってこんなところで油を売ってるほど暇じゃないだろ」
堀田さんは顔を赤くして無言でドアに向かい、その後を秘書の女性が追う。彼女が出て行く間際にこちらを振り返ったが、複雑そうな顔をしてやはり何も言わないまま背を向けた。