俺様社長の恋の罠

「あの、崇人さんはいつ私のことを好きになったんでしょうか?」


ふと疑問に思ってそう聞くと、崇人さんは少し考え込む。


「いつって言われると……社長に就任してすぐかな」


社長に就任してすぐって、今から二年前ってこと?


そんなに前から好きでいてくれたのかと驚く私に崇人さんは笑った。


「最初は、タイプの子がいるなと思ってたけど。よくあいつと一緒にいたから。付き合ってるんだと思ってた。あと、書類」


「書類?」


聞き返す私に崇人さんが頷いて私の髪を撫でる。


「営業一課から回ってくる書類の中に、すごくいいと思う書類があったから。分かりやすくて、見やすいし。読む相手のことをよく考えて作ってあって、配置とかもセンスあるなって思ってた」


それは、嬉しい。今までも営業一課の人達には誉められてたりしたけど、崇人さんにそう言ってもらえるのはすごく嬉しい。


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