俺様社長の恋の罠
社長室で、初めてそういう事はしないでその話をした時に本当の幸いを見つけたと崇人さんは言った。
あの時、崇人さんが何か落ち込んでてなぐさめてって言われたんだ。
「どれだけ身体を繋いでも、美月があいつの事好きなままで……何か虚しくなって。ちょっと引いてみたんだけど」
そう言って苦笑いした崇人さんが優しい笑みを浮かべて私の頬に触れる。
「俺の幸いは、美月だから。美月が辛いときとか、悲しい時とか、もう我慢しなくていいから……俺に頼ってほしい。寄りかかってほしい、甘えてほしい。俺は美月のそんな存在でいたい」
本当の幸い……それは私にとっては。
崇人さんが愛しくて、愛しくてたまらなくなってぎゅっと抱きつく。
私の幸いは、この人が私を好きになってくれたことだ。