俺様社長の恋の罠

「やっとベッドで抱けるな」


そう言って覆いかぶさってきた崇人さんがキスをする。


「私……崇人さんのキス好き」


私を見つめる崇人さんにそう言うと崇人さんは蕩けそうな笑顔を見せて微笑んだ。


「かわいいこと言うな。じゃ、いっぱいしてやる」


それが嬉しくて、私は微笑んで崇人さんの背中に腕を回す。


「うん、いっぱいして」


そう言うと一瞬、ぐっと詰まった崇人さんが深い、深いキスをする。


「美月、今日は寝かせてやれないかも」


そう言って私を愛しそうに抱きしめる崇人さんを、私も抱きしめる。


「うん、いい。私もいっぱい、崇人さんに愛してほしいから」


あなたの愛がもらえるなら、そんな嬉しいことはない。


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