カタブツ上司に愛された結果報告書
そんなことを思いながらカフェオレを飲んでいると、代表は急になにか楽しいことを思い付いたように、身体を前のめりにし田中さんを見据えた。


「おい田中! お前もやるじゃないか」

「なにがですか?」


興奮状態の代表とは違い、優雅に珈琲を啜る田中さん。


「なにがじゃない。昨日社員達が噂していたのを聞いたんだが、お前……彼女と遊園地デートしたらしいじゃないか」

「ブッ!? ゲホッ!」


予想外の話に堪らず珈琲を噴き出してしまい、慌てて口元を紙ナプキンで押さえた。


なっ……なっ!?


動揺してしまい、手がプルプルと震えてしまう。


嘘でしょ、遊園地で田中さんとデートしていたところを会社の人に見られていたなんて……!
しかもそれが代表の耳に入っちゃうなんて!!


これにはさすがの田中さんも驚き、コーヒーカップを手にしたまま固まってしまっている。
その姿に、代表はニヤリと笑った。


「で? 相手は誰なんだ? うちの社員なのか?」

ってことは、相手が私だとはバレていない?

それだけ分かっただけで少しだけ安心してしまう。
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