カタブツ上司に愛された結果報告書
「田中さんに嫌われるのが怖くて、ずっと平気なフリをしてきましたが、だめなんです。どんどん欲張りな人間になってしまうんです。勝手に妄想して本当は灯里ちゃんのことが、好きなんじゃないかとか思い出したら止まらなくて。うまく付き合うことができないです。……今だって仕事より私を優先してくれたことが、堪らなく嬉しい……っ」
途中から自分でもなにを伝えたいのか、分からなくなってしまった。
それでも最後の言葉は一番伝えたかったこと。
仕事第一の田中さんが、こうして私のことを心配して来てくれたことが嬉しい。
代表よりも私を選んでくれたことが、すごく嬉しいんです。
感情は溢れて止まることなく、気づけば涙が頬を伝っていた。
「すみませっ……」
やだ、なに泣いちゃっているのよ。
これじゃますます子供だって思われちゃうじゃない!
慌てて顔を下に向け、握られていない手で涙を拭っていたときだった。
「バカですね、あなたは」
切羽詰った声と共に、握られた手が引かれ抱き寄せられてしまったのは。
一瞬にして包まれた田中さんのぬくもりに、眩暈を起こしてしまいそうだ。
「それを聞かされただけで、私があなたを嫌いになるとでも思っているのですか?」
呆れたように小さくひとつ息を漏らすと、少しだけ私の身体を離し様子を窺ってくる。
途中から自分でもなにを伝えたいのか、分からなくなってしまった。
それでも最後の言葉は一番伝えたかったこと。
仕事第一の田中さんが、こうして私のことを心配して来てくれたことが嬉しい。
代表よりも私を選んでくれたことが、すごく嬉しいんです。
感情は溢れて止まることなく、気づけば涙が頬を伝っていた。
「すみませっ……」
やだ、なに泣いちゃっているのよ。
これじゃますます子供だって思われちゃうじゃない!
慌てて顔を下に向け、握られていない手で涙を拭っていたときだった。
「バカですね、あなたは」
切羽詰った声と共に、握られた手が引かれ抱き寄せられてしまったのは。
一瞬にして包まれた田中さんのぬくもりに、眩暈を起こしてしまいそうだ。
「それを聞かされただけで、私があなたを嫌いになるとでも思っているのですか?」
呆れたように小さくひとつ息を漏らすと、少しだけ私の身体を離し様子を窺ってくる。