カタブツ上司に愛された結果報告書
真剣って……私との交際にって……!


やっぱりあの日のことは、夢じゃなかったってことですか?

胸が騒つくも、ふとある疑問が浮かび上がってしまう。


真剣だって言ってくれて嬉しいけれど、どうして田中さんってば急にそんなことを言い出したのだろうか。
それに絶妙なタイミングじゃない? 真由子さんに相談した直後に田中さんが現れて、ここに連れてこられて……。


そこまで思いを巡らせてハッとする。


「もっ、もしかして田中さん……さっき、真由子さんと話していた会話、聞いていたりしちゃいましたか?」


違う意味で心臓をバクバクさせながら、恐る恐る目の前にいる田中さんに尋ねると、彼はすぐに視線を逸らした。


「すみません、ちょうど席が近かったものでして。……嫌でも耳に入ってきてしまいました」

「……っ!?」


やっ、やっぱり!!

頭の中で『ガーン』という効果音が盛大に鳴り響く。

はっ、恥ずかしすぎる!! あれを田中さんに聞かれていたかと思えば思うほど!
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