カタブツ上司に愛された結果報告書
おまけに私、真由子さんに自分の友達が悩んでいるって言って相談しちゃっていたし!
それも全部聞かれていたなんて……っ! だめだ、耐えられない!


身体中の熱が上昇し、居ても立っても居られない状況に追い込まれていく。


「すっ、すみませんっ!!」

「え、滑川さん!?」


すぐに回れ右をし、この場から脱走しようと試みたものの、反射神経が良い田中さんにすぐに腕を掴まれてしまい、立ち去ることができなくなってしまった。


「どうしてすみませんなのですか? それにまだお話は終わっておりません」

「だってっ……!」

「なんですか?」


この期に及んでもブレない田中さんに泣きたくなってきた。


だって田中さん、どう思った? あの話を聞いて。
だめだ。考えるのも無理。怖いもの。


返す言葉が見つからず、田中さんに背を向けたまま奥歯をキュッと噛みしめてしまう。


「まさか先ほどの会話を聞いただけで、私が滑川さんに呆れたとお思いでも?」
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