カタブツ上司に愛された結果報告書
着替え途中のままアタフタしてしまっていると、ますます灯里ちゃんは笑い出し口元を手で押さえ出した。
「ここじゃあれだし、どこかでご飯一緒に食べない? 美海ちゃんに聞きたいことたくさんあるし、美海ちゃんだって私に聞きたいことあるでしょ?」
意味ありげなお誘いに、もちろん大きく首を縦に振った。
「美海ちゃんとふたりで食事なんて、いつぶりかな? すごい久し振りだよね」
「そう言われてみれば……。ほら、最近灯里ちゃん、代表に捕まりっぱなしだったし」
何の意味もなく言ったものの、途端に灯里ちゃんはガックリ肩を落とした。
「そうなんだよねぇ……最近特に酷くて。困り果てているの」
代表の愛情をたっぷり受けているようで、灯里ちゃんは大きな溜息を漏らした。
「っとと! 私の話はいいの! それよりも美海ちゃんと田中さんの話だよ~! なになに? いつの間にそんなことになっちゃっていたわけ? しかも相手はあの田中さんだよ!? どうやって落としたの?」
興奮気味に前のめりになって一気に聞いてきた灯里ちゃんに、ほんのり頬が熱くなってしまう。
田中さんと付き合い初めてまだ間もないし、なにより内緒の付き合いだもの。
こんな風に問いただされるなんてこと、想像していなかったから余計に恥ずかしく思ってしまうのかも。
「ここじゃあれだし、どこかでご飯一緒に食べない? 美海ちゃんに聞きたいことたくさんあるし、美海ちゃんだって私に聞きたいことあるでしょ?」
意味ありげなお誘いに、もちろん大きく首を縦に振った。
「美海ちゃんとふたりで食事なんて、いつぶりかな? すごい久し振りだよね」
「そう言われてみれば……。ほら、最近灯里ちゃん、代表に捕まりっぱなしだったし」
何の意味もなく言ったものの、途端に灯里ちゃんはガックリ肩を落とした。
「そうなんだよねぇ……最近特に酷くて。困り果てているの」
代表の愛情をたっぷり受けているようで、灯里ちゃんは大きな溜息を漏らした。
「っとと! 私の話はいいの! それよりも美海ちゃんと田中さんの話だよ~! なになに? いつの間にそんなことになっちゃっていたわけ? しかも相手はあの田中さんだよ!? どうやって落としたの?」
興奮気味に前のめりになって一気に聞いてきた灯里ちゃんに、ほんのり頬が熱くなってしまう。
田中さんと付き合い初めてまだ間もないし、なにより内緒の付き合いだもの。
こんな風に問いただされるなんてこと、想像していなかったから余計に恥ずかしく思ってしまうのかも。