私とあの子の魔法物語


はい、やっと学園に着きましたー!


あの後私は、アルに引きずられて席に連れていかれ隣の席に座らされ逃げられないよう腕をがっちり掴まれてました。

離してと言おうとすると、すごい笑みで見てきて怖くて言いきれませんでした。



門をこえてしばらく歩くと、多分校庭かな?
たくさんの人が集まっていて列が出来ていた。

すると先生らしき人の声が聞こえた。




「これより、ランクとバディ決めをしますので順番にトレーニングルームに進んでください。」


そして、説明を聞いた感じだとこんな感じだった。



魔力、魔法、この2つを審査員に見せランクを決める。

上から、『S』『A』『B』『C』『D』『E』まである。
ランクが高ければ高いほど、実力者であり高待遇となる。

逆に低く、『E』とまでなると酷い待遇のようだ。



さすが、私たちの住む国……イオリス王国1の魔法学園と言ったところか。


クラス分けは、ランク関係なく割り振られるようだ。


そして、バディとはこの学園卒業するまでの部屋や行動、実技試験などを共にするパートナーだ。

バディは、特殊な魔法により息と実力の合った者になるらしい。





「バディは、ユウで決定だね♪」


『まだ決まったわけじゃないけどね……。』



バディか……アルがいいな。
部屋一緒なのは、少し不満だけど。

なぜ、アルはそんなもう分かっているような顔をしているかが謎だけど……。



そしてしばらくたつと私たちの番がきた。

中に入ると、1人の男の先生がいた。




「はい、名前」


『ユウ・クロノスです。』



そう言うと、その先生は名前を書き私に水晶を渡してきた。


「そこに魔力を送れ。」




なんかこの先生、口調悪いなーとか思いつつ魔力を送る。
すると水晶は、、、下から4分の1ぐらいのとこまで白っぽい金色に光った。



「特殊、属性か……。魔力の量は、普通より少し少なめ。」




なにかブツブツいいながら書いている。
早く終わらないかな……。
確か、話通りだと次は試験?



「よし、次は使える魔法の種類だ。」



『治癒魔法と攻撃魔法です。』




そう言うと先生は、とても反応した。



「ち、ち、、、治癒魔法!?」




あれ?
なんかめっちゃ驚いてる?

……あぁ、そういえば確か治癒魔法使えるのイオリスには3人ぐらいしかいないんだっけ?




「じゃあ、俺に攻撃を当ててみろ。」



『あの、私の攻撃当たったら痛いかと……。』


「先生なめんなよ。てか、そんな魔力で強い魔法打てるわけないだろ。」



おこ、られた?
でもほんとなのになぁ……。

私は普通の人より魔力がないが私の使う魔法は、自分で言うのがあれなのだが、、、強力かつ燃費がよく魔力が低量でいいのだ……。




『じゃあ危ないので1番弱い魔法にしときますね』


「おい、やっぱり先生なめてるよな?これでもこの学園の首席の卒業生だからな!」



『はぁ、そうなんですか』



どうでもよかったから適当に聞き流しす。

そして、私は魔法を繰り出す。
小さい光の玉が先生に近づく。

それを見て先生は、呆れ顔をしていた。
まぁ、ちゃんと防御魔法発動してるし甘く見てそうだけど大丈夫かな……?



「おいおい、やっぱり弱いんっ!?」



先生の防御魔法とぶつかると激しく爆発する。
先生は、焦って防御魔法を強化させているのが見えた。

先生の防御魔法は、消し飛んだ……。




『だから言ったじゃないですか。一番弱いのでいいんですよ……。』


「お前……」


『私の魔法は、防御魔法で防ぐより魔法攻撃で防いだ方がいいですよ』


まぁ、そんなことこの中ですれば壊れて大変なことになりますけどね……。



「・・・・・・後はバディ決めだ。あの魔法機会の前に立て。そしたら中からランクの色の校章と、バディとお揃いの腕輪が出てくる。」



なんかすごい機械だなー。

そんなことを思っていると中から白い校章と白と紫の綺麗なアンティークで作られた腕輪が出てきた。

腕輪すごい綺麗。
……アルとバディかな。


「校章と腕輪は、絶対につけとけよ。その腕輪が学生証だからな。って!?」



腕輪に触れると私の情報など学生証が浮き上がって出てきた。
私は、1年B組のようだ。
すごい、便利だ。

それとなんか先生すごい驚いてない?




「校章が、白いだと?」


え、なんかやばいの?
まさかEとか?




『そんな驚いてどうしたんですか?』


「いや、白い校章見たことが無くて……。(まさか、幻とされてきたUランク……?)」



先生は、なにか考えているようだ。
なんか、表情怖っ。

てか、もう終わったから出ていいのかな?


「よし、もういい。そこの扉から外に出てくれ……。」


『わかりました。ありがとうございました。』



私は一礼して出ていく。
まずは、バディ探しかな?
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