病弱少女の杞憂
「だから俺が千歌にこんな想いをさせないように、医者になってみせるよ。だから、見ててくれない?」


「え…。なんかそれ、ぷ、プロポーズみたいだよ…。」


わたしがそういうと、橘くんが顔を真っ赤にして口元を手で覆うから、わたしも真っ赤になってしまった。


「…そ、そうだな…。えっと、その、付き合って?」


「は…っ?な、なんでそうなるの!?」


「え、いや、結婚の前に付き合うだろ、普通。」


「え?え?…待って…。それって…わたしのこと…す、好きってこと?」


わたしも橘くんも更に顔を真っ赤にしてしまった。


すごく顔が熱い。


噴火しそう…っ!


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