今、2つの色で


「そういえば未亜」


「ん?」


「実行委員会で放課後残ること多くなったら…未亜と一緒に帰れないじゃん、大丈夫かな」


あたしはミートボールを食べながら、未亜の目を見てそう言った。


今は登校するときも学校にいるときも、下校するときも未亜と一緒だけど。


あたしが実行委員と決まった限りは、一緒にいられる時間がきっと大幅に減る。


あたしたちはただの友達じゃないし、あたしには未亜を守りぬくっていう使命もあるから。


なんだかあたしが未亜の彼氏みたいになってるけど、あたしにとってそのくらい、未亜は大切な幼馴染。

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