今、2つの色で


あたしが涙で潰れてしまうことも。


全部分かってくれていたんだ。


「ありがとうございます…っ」


あたしは泣きながら、そうお礼の言葉を告げた。


「また…すぐに会えるといいわね」


係員さんはそう言って笑うと、静かにあたしのもとを離れていった。


“好きだから、俺らなら大丈夫”。


乱れた呼吸を整えて少し落ち着けてから、逢坂のくれたその言葉を、あたしは何度も繰り返す。


きっと。


きっともう、逢坂は空の上。

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