愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
*
「な、なんで!?」
キラさん達にドリンクとフードを渡して、私達は一番後ろの芝生席に移動した。
もうじきライブが始まるし、前の方では話なんて出来ないから。
私達が移動してすぐに最初のバンドが出て来て…そこで、私は思ってもみないことをさゆみから聞かされた。
「あんた、CLOWNのファンから妬まれてるんだよ。」
私は、ただびっくりするしかなかった。
「なんて顔してんのよ。
あんた、本当に気付いてなかったの?」
「だって…恨まれるって…私、何かした?」
「はぁ~~?」
さゆみは、呆れたような顔をして、私をみつめた。
「あんたって子はまったく…
良く思い出してごらんよ。
あんた、打ち上げで、リクに『ヅラ子』って親し気に呼ばれたよね?」
「親し気?
あれってただの意地悪じゃないの?」
「意地悪なんかじゃないよ。
リクの目つきは優しかったし、なんかこう…好きな子をからかうみたいな…
私も内心ちょっとだけジェラシー感じちゃったもん。」
「えーーーーっ!!」
信じられない。
そんなことで、さゆみまでがジェラシー感じるなんて…
「その上、あんた…リクにCDただでもらったじゃない。」
「え…そ、そりゃあそうだけど…」
なんだろう?さゆみの視線が冷たいよ。
もしかして、さゆみ…内心、私のこと、怒ってたの?
「な、なんで!?」
キラさん達にドリンクとフードを渡して、私達は一番後ろの芝生席に移動した。
もうじきライブが始まるし、前の方では話なんて出来ないから。
私達が移動してすぐに最初のバンドが出て来て…そこで、私は思ってもみないことをさゆみから聞かされた。
「あんた、CLOWNのファンから妬まれてるんだよ。」
私は、ただびっくりするしかなかった。
「なんて顔してんのよ。
あんた、本当に気付いてなかったの?」
「だって…恨まれるって…私、何かした?」
「はぁ~~?」
さゆみは、呆れたような顔をして、私をみつめた。
「あんたって子はまったく…
良く思い出してごらんよ。
あんた、打ち上げで、リクに『ヅラ子』って親し気に呼ばれたよね?」
「親し気?
あれってただの意地悪じゃないの?」
「意地悪なんかじゃないよ。
リクの目つきは優しかったし、なんかこう…好きな子をからかうみたいな…
私も内心ちょっとだけジェラシー感じちゃったもん。」
「えーーーーっ!!」
信じられない。
そんなことで、さゆみまでがジェラシー感じるなんて…
「その上、あんた…リクにCDただでもらったじゃない。」
「え…そ、そりゃあそうだけど…」
なんだろう?さゆみの視線が冷たいよ。
もしかして、さゆみ…内心、私のこと、怒ってたの?