mariage
…髪が濡れてる。…お風呂に入ったのかな。

そう思って、見惚れていると、秀吾が私に気がついた。

「…そんなとこに突っ立ってないで、座れ」

秀吾に言われた通りに、ソファーに座る。
…緊張する。

「…⁈」

俯いてると、突然秀吾が横に座った。驚いて、顔を上げると秀吾は驚く私を抱き締めた。

「…あ、の」
「…琴乃」

「…はい」
「…今夜から、ずっと一緒だ。もうお前を離さない」

「…鮫島さ…」

…甘くて深いキスが降ってくる。

…今夜、私は秀吾のモノになる。
< 30 / 85 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop