悪いキス
わたしは立ち止まった
「ねぇ、コンパスと地図みせて」
「えっ?地図!?…しまった道のどこかに落としてしまったかも」
「嘘!?信じられないっ!道を引き返した方がいいよ」
わたしは振り向いて来た道を引き返そうとした
「平気だっつってんだろ!こっち来いって」
そう言ってわたしの腕を引き寄せる
「地図もコンパスもないんじゃ、引き返した方が無難でしょ!?もしこのまま道に迷って遭難したりなんかしたらどうするの?」
わたしは今までの不安と不満をぶちまけた