愛を教えてくれたのは若頭


『再婚したいって、けど私は反対したのっ!!けど、私の意見なんて聞かなかった!再婚して、いきなり家族が出来て…けどあの人が幸せそうだったから諦めた』


そう、静かに暮らそうと思った
高校も本当は資格が取れる就職率がいい商業高校へ行き、卒業後は仕事について一人暮らしをしようと思った

けど…


「なら、いい子で学校に通えば良かったじゃねぇか?」


『嫌だったのよっ!だから反対したのっ!!あいつの目が…、あいつの目がっ…』



あの日を思出だすだけで吐き気がする
忘れようと決めた
何もなかった…と
けどあいつは、あいつは…



『…っ、あ、あ…ああああああーっ』


蘇るあの頃の光景
忘れたくて
けど、忘れられなくて
心にしまいこんでいた記憶

引っ張り出してしまった記憶
私はプツンと意識を手放した

< 105 / 331 >

この作品をシェア

pagetop