愛を教えてくれたのは若頭


キヨさんと暮らして数ヶ月
まさか私が農作業して暮らすだなんて
思ってもみなかった

よっちゃんに付けられた傷は癒えた
多少の傷跡はあるが
気にするものでもない

心の傷はどうだろうか…
キヨさんのところに来た当時は
よっちゃんはどうなった?
裕也はどうしただろうか、

そして何より
晃さんはどうしているか…



けど時間というのは、そういうことだ
そんな事を考えなくなった
私はずっと、ここで暮らすんだと
いつからか思うようになり
誰が私を連れてきたかなんて
考えなくなってしまった


ほんの少しの間なのに
晃さんは私の心に住み着いている
自分では気がつかない
いや、気がつかないふりをする


たまに夢に出てきたりするから…
それかわ何よりも辛い
目がさめると、涙していることもあった

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