愛を教えてくれたのは若頭


あんなに一人で眠ることが出来なかったのに、今では一人で寝ている
農作業でヘトヘトだからなのかもしれない

今の私には、それがいい
キヨさんは何も言わないなら
言われるまで居座ろうと決めていた




そんなある日、
珍しく、郵便屋さんが来た


『キヨさん、手紙きたよ』


私がここに来たのは初夏の頃
今はもう、枯葉が舞う季節だ
その間に郵便屋さんが来たのは
今日合わせて2回

1回はキヨさんの健康診断の案内だ
けどキヨさんは病院には行っていない


また健康診断の案内だろうと
気にしていなかったが
キヨさんの顔つきが変わった


「茜、近々あんたを迎えに来るそうだ」


キヨさんの言葉に身体が凍りついた
だって、キヨさん…今何て言った?
私を迎えに来るって、
一体誰が?


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